肉球新党 猫の生活が第一とは

名誉党首チビ

 「吾輩は原発に反対である。」「安倍ニモマケズ」などのプラカードがネット上で評判を呼び、それに共感した人と猫、動物たちの集まりです。

 基本理念は、「猫が幸せに暮らせる社会は、人にも優しい」。これをもとに、戦争に反対し、原発にも反対し、動物と人が共生できる社会をつくることを目標としています。ネコ的なマイペース、ユーモア、癒しと和みを基本としつつ、意外とマジメな活動を目指しています。

 党員になると、公式横断幕「安倍ニモマケズ」「吾輩は原発に反対である」、公式ポスターのデータを使用することができます。

 現在理念に賛同した約14,000人(匹)の党員によって構成されています。(党員数は2024/02時点)
 党首のチビは2016年12月29日に急逝し、現在は名誉党首となっています。

 2023年5月、新党首として かりん ♀ が就任しました。


東京新聞 2017年5月6日 朝刊(第2面 政治欄)


中日新聞 2017年5月6日 朝刊 第一面


東京新聞 2017年12月4日 夕刊 第一面


北海道新聞 2017年12月13日 夕刊 第一面



◆肉球新党の考え方を書いたリーフレットです。A4 三つ折り。グッズ購入の方、9条リーフレットをお申し込みの方に、同封しています。



肉球新党に関するFAQ

Q1 肉球新党は政党ですか?
A 法律上の政党でも政治団体でもありません。「市民団体」です。

 Q2 肉球新党の考え方はなんですか?
A 基本的な考え方は「猫が幸せに暮らせる社会は、人にも優しい」というもので、猫(動物)と人間が共生し、平和に暮らせる社会を目指しています。そのための具体的な活動の柱は、①戦争反対、②原発反対、③動物との共生 です。

 

Q3 肉球新党の沿革を教えてください。

A 肉球新党「猫の生活が第一」の出発点は、2011年3月の東日本大震災と福島第一原発事故で、悲惨な環境に取り残された動物たちの代弁として「吾輩は原発に反対である」のプラカード・横断幕を作成した個人の活動です。広く注目されたのは2015年の春頃で、映画監督の想田和弘氏などの紹介によって「安倍ニモマケズ」の横断幕の画像が数千のリツィートによって拡散しました。その後、「DAYS JAPAN」の2015年9月号では、文芸評論家の齊藤美奈子氏が「戦争法案に反対する市民の表現力がすごい!」の中で肉球新党の「安倍ニモマケズ」を「秀逸」として紹介するなど、多くの支持を集めました。
 もともと肉球新党は、個人の活動であり、組織化を念頭に置いたものではありませんでしたが、Twitter上での交流や、集会などで同じプラカードをもった者同士が顔を合わせる中で、継続した活動への志向が生まれました。2015年10月以降、首都圏では有志が定期的に会議を持ちながら活動を続けています。

 2016年秋からは「憲法リーフレット」、2017年秋からは共謀罪や秘密保護法の問題を提起した「プライバシー・リーフレット」、9条加憲についての「9条リーフレット」や「緊急事態条項リーフレット」、また沖縄の基地問題を訴える「辺野古リーフレット」を配布する活動を開始しました。リーフレットの総印刷枚数は、2019年2月に100万枚を超え、2022年5月に150万枚に達しました。

 2017年5月には、私たちの活動が、東京新聞の2面、中日新聞の1面で紹介され、2017年12月には北海道新聞にも肉球新党の活動のことが掲載されました。また、2017年12月には、東京新聞1面で9条リーフレットが紹介され、2019年1月には同紙社会面で辺野古リーフレットが紹介されました。2022年1~2月には毎日新聞でも、肉球新党の活動が大きく紹介されました。

 

Q4 肉球新党の党員になるのにはどうしたらいいですか?
A その沿革から、TwitterというSNSでの交流が出発点になっていますので、そこで私たちの考え方にご理解を頂いた上で公式アカウントと相互フォローになると「党員」として認定しています。また、グッズを購入して頂いた方には、党員証もお送りしています。なお、法律上の政党ではありませんので、ホントの政党との二重党籍も妨げるものではありません。

 

Q5 党員として認定する=Twitterで相互フォローする基準はあるのでしょうか?
A 基本的には申請があった方は、党の考え方に賛同して頂いているという前提で相互フォローを行っています。ただし、ツィートやフォローの内容などを総合的に勘案して理解されているとは言いがたい場合は、相互フォローを見合わせる場合があります。同じ理由で、ツィート内容が分からない鍵付きのアカウントは、原則として相互フォローはしないことが多いです。また、目的がフォロワー数を増やしたいだけの場合、投資や営利系、アダルト系のアカウントは、相互フォローの対象外と考えています。
 ただ、単純に事務的なモレもありますので orz、何で党員認定されないの?という場合は、リプライやメンションでお知らせください。

Q6 家族に猫がいないと、党員になれませんか?
A 党員の中には犬派もいます。犬も同じ「ネコ目」の仲間という考え方によるものです。それ以外にも、ウサギや鳥の方もいますし、諸条件から動物と暮らせない方も党員になっている例があります。結論から言えば、心に肉球のある方は、党員になる資格があるのです。

Q7 党員になるといろんな権利や義務があるのですか?
A 前述のとおり政党・政治団体ではありませんので、党費の納入義務や党の運営に対する議決権もなければ、指揮命令的な関係も一切ありません。肉球新党では、あくまでも一人ひとりの個人(猫)の自発的判断に基づく活動がベースになります。

Q8 定期的な会議はあるのですか?
A 首都圏では毎月1回程度、猫会議を行っています。ただし、議決機関でもなく、方針を決める場でもありません。情報交換と、事務的な打合せ、グッズ製作の相談、または猫談義が中心です。参加には、原則として会議のメンバーによる推薦が必要になりますが、ご希望の方はお問い合わせ下さい。

 

Q9 私の住んでいるところでも猫会議を開催したいのですが?
A これまで、沖縄、広島、札幌、京都、名古屋、福岡で、首都圏メンバーとの猫会議や交流会を行ってきました。今後は、各地での肉球新党のメンバーの猫自慢、猫談義、相互交流を図れる機会を拡大して行きたいと考えています。開催には、一定の参加者数が見込めること、十分な日程的余裕(数カ月)があることなどが条件となりますが、ご希望の場合は、公式アカウントにご相談ください。そのためには現地のメンバーの協力(会場確保など)が必要です。ぜひ、ご協力ください。

Q10 戦争反対や原発反対の、具体的な活動を教えてください。
A 独自の活動としては、「憲法リーフレット」「プライバシーリーフレット」「9条リーフレット」を作成して、全国で配布する運動を行っています。ご寄付などを財源に、配布枚数は、合計で60万部を超えました。その他、各個人が、各地で行われている平和や原発反対の行動に、それぞれの判断で参加・参画しています。

 

Q11 ヘイトスピーチ、差別、歴史修正主義に対する行動(考え方)について教えてください。
A 肉球新党として最初の学習会は、2016年4月にヘイトスピーチに関するもので、在日コリアンの集住地である川崎市の桜本で行いました。ヘイトスピーチや排外主義、歴史修正主義は戦争につながるものとして反対し、多くのメンバーがヘイトスピーチへのカウンター活動に参加してきました。また、私たちの運動の中でも、マイノリティに対する差別発言は、それ自体が言葉の暴力になりえること、分断をもたらすものであり、容認は出来ないと考えています。

Q12 肉球新党の財政はどうなっていますか? NEW

A 肉球新党は、その始まりから今日に至るまで、活動のためのお金は、①個人からのドネーション(カンパ)、②グッズ販売による収益「だけ」で運営しています。多くの動物好きが共感できる方針と、魅力的なグッズを提供することによって、完全な自立的な運営ができています。支援していただいている皆さまに感謝いたします。もちろん、財政だけでなく、運営においても他団体等からの影響は受けていません。事務所として利用している「たんぽぽ舎」とは、大家と店子の関係です。活動領域で重なる部分がありますから協力することはありますが、運営においてはそれぞれ完全に独立した団体です。

 

Q13 特定の政党との関わりはありますか?
A 肉球新党として、特定の政党との協力関係はありません。既存の政党からは、人的にもネコ的にも財政的にも、まったくの独立した存在です。個々の党員は、それぞれの支持政党を持っている場合もあれば、支持政党がない場合もあります。選挙の時も、個々の判断で応援したり、またはしなかったりという感じです。ただし、憲法改「正」に反対する立場での共闘を求めるところでは、概ね一致をしていると思います。

 

Q14 肉球新党=共産党というハナシが流されていますが? NEW

A まったくのデマです。肉球新党は、唯一ネコの影響下にはありますが、完全に自立的な運営を行っており、日本共産党を含めどの既成政党の影響下にもありません。そもそも、肉球新党は財政的に自立しているため、他の団体の影響下に入る必要はまったくありません。また、日本共産党も、肉球新党の影響下にはありませんw

 このようなデマの狙いは、市民運動の中で勢力が増している肉球新党をどうにかしてやろ!的な感じで、意図的にデマ拡散を行っているものです。その特徴は、まったく証拠がないか、ごくごく一部の情報を抽出してデマを作り上げ、何度も何度も繰り返すことによってイメージを固定化することを狙っていることです。
 肉球新党は「党」を名乗ってはいても、個々の政党支持は全くの自由です。つーか、Twitterの相互フォローが基本的な関係ですから、特定政党の支持を強要できるわけないです。

 野党共闘を応援する党員が多いことから、個々の判断で野党のイベントに参加したり、時にはイベントでグッズの販売等を行うことはありますが、全体的に見れば私たちの活動は、①ネコの生活を守る、②市民の政治的関心を高める、③野党の共闘を応援する、という優先順位で動いていると思います。

 

Q15 動物と共生を目指す活動を具体的に教えてください。
A 個々の党員が、それぞれの判断で活動しています。各々の実績としては、保護猫を引き取ったり、子ネコの保護から譲渡、地域猫のTNR(野良猫を不妊手術をしてから地域に戻して世話をすること)、殺処分ゼロへの運動への参加、アニマルライツの学習会への参加、多頭飼育崩壊の猫を保護している団体へのカンパ(缶バッジの売上を充当)などを行って来ました。

 2018年7月の西日本豪雨災害では、カンパを募るとともに、グッズの売り上げから一部を加えて、合計39万円を広島・岡山・愛媛などの動物保護団体へ寄付しました。

 また、2018年9~10月には、奄美や沖縄北部での猫たちを引き取る活動を支援するためにカンパを募り、合計22万5千円を東京・沖縄のNPO法人等に寄付しました。

 ついでに、動物関連ではありませんが記載しますと、沖縄・首里城火災に対する寄付付きグッズを販売し、沖縄県に6万円を寄付しました。

 2020年5月には、新型コロナウイルス拡大で不足していた不織布マスクを、動物病院、福祉施設、医療所に無償で贈りました(合計2,000枚=当時の価格で約8万円相当)。

 2020年6月から、反貧困・犬猫部(猫や犬と一緒にホームレスとなった方を支援)の活動を支えるため、チャリティグッズを販売し、その収益全額(281,200円)を寄付しました。

 2020年7月の九州を中心とした豪雨災害に対しては、その救援に当たった動物保護団体に、273,500円の寄付(または現物支援)を行いました。

 2021年7月の熱海市伊豆山で起きた土石流において、動物の救援に当たった動物保護団体に12万円の寄付を行いました。

 これまでの寄付額(物品の相当額も含む)の合計は、1,429,700円になります。


Q16 猫の政治利用ではないかという声もありますが?
A 政治は私たちの生活に、広く深く関わっています。そして、私たちが猫(動物)と一緒の平穏な生活を求めることは当然のなりゆきです。しかし戦争が起これば、大災害が起これば、原発事故が起これば、・・・そのしわ寄せが真っ先に行くのはいわゆる「社会的弱者」であり、猫(動物)もその中に含まれると考えます。それを守るために政治的な主張を行うこと、そしてそのシンボルに猫を使うことは、猫(動物)愛護者として必要不可欠な関係にあります。猫の政治的利用には全くあたりません。子どもを持つ母親(父親)、高齢者、障がい者、科学者、学者、学生、ジャーナリストなどが、それぞれの立場で政治的な主張をしています。それと全く同じことです。

Q17 猫が第一なら、その保護活動などを最優先に行えばいいという声もありますが。
A 既存団体で動物保護をしている団体・個人は多くありますし、私たちはその団体に敬意を持っています。そして、私たち自身も個々に保護活動を行っています。しかし、それらの活動ができるのも平和があってこそです。私たちは、平和を守る活動と、猫(動物)を守る運動は、密接な関係にあり、どちらも大事であると考えています。

 

Q18 のぼりの頒布は行わないのですか?
A のぼり(幟)を欲しいというご要望は多く頂いていますが、頒布は行っていませんし、現在、頒布の予定もありません。その理由は、のぼりは「団体の象徴」として見られることから、肉球新党の考え方を十分に理解して頂いている必要があるからです。例えば、一般に頒布してしまうと、のぼりが特定政党の支援活動で使われたり、肉球新党の活動範囲とは全く違うところで使われる可能性も否定できず、それが肉球新党の活動に対する誤解の原因になりかねません。このことから、のぼりは、実際に面識のある方を中心に、貸与しているのが現状です。

 

Q19 肉球新党の事務所ってあるんですか?
A 千代田区永田町を中心に事務所ビルの購入を検討してきましたが、缶バッジの売り上げだけでは購入が難しいことが分かり、2017年12月から反原発の市民団体である たんぽぽ舎 さまのご協力を得て、その事務所を肉球新党の会議や作業の場として、また連絡先として利用させていただくことになりました。郵便の送り先は、「〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1 高橋セーフビル1F たんぽぽ舎気付 肉球新党 猫の生活が第一」となります。 なお、事務所には肉球新党のスタッフは常駐していないため、グッズの販売等の対応は原則としてできません。